【新型コロナ】県内高齢者用ワクチン6月末までに供給予定
2021年5月11日 19時47分
福祉・医療 社会

和歌山県は65歳以上の高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの市町村への配分状況について、来月(6月)最終週までに対象者全員のワクチンが供給できる見通しであると発表しました。これは和歌山県の仁坂吉伸知事が記者会見で明らかにしました。

それによりますと県内の30万9千人の65才以上の高齢者のワクチンの接種についてすでに一部の自治体では始まっていますが、今月中におよそ7割分のワクチンが県内に配分される見通しです。残りの分については、6月最終週までに高齢者の対象者全員分のワクチンを供給できる見通しです。

現在の市町村への配分状況は自治体の対応状況でばらつきがありますが和歌山市では11万人の対象者に対し、今週末までに33・7パーセントの人数分が配分される予定です。仁坂知事は、接種の受け入れ態勢が進んでいない自治体については整備を進めるよう働きかけていると話しています。また仁坂知事は、国がワクチンを順調に送ってもらえれば県内では医療機関の協力がほぼ整っているのでほとんどの自治体で順調に接種ができるはずだとの考えを示し、大都市などで課題になっている接種する医療従事者の不足問題は回避できているとしました。

一方県内の医療従事者へのワクチンの接種状況について県は3万7千人の対象者についてこれまでに1回目の接種については全体の77パーセントが完了したことを明らかにしました。また2回目の接種についても34パーセントが完了したことを明らかにしています。