昨年の県内への外国人宿泊客51万人で過去最高
2025年5月31日 15時50分
経済

昨年(2024年)1年間、和歌山県を訪れた観光客のうち、外国人宿泊客は過去最高だった新型コロナ感染症拡大前の水準を超え、51万人万人に達したことが県の調べでわかりました。

それによりますと、国別や地域別で多いのは、中国が27万人4千人で外国人宿泊客の半数を占め、香港、台湾からの宿泊者が続いています。

欧米は全体の4割近くを占め、アメリカ、フランス、オセアニアがそれぞれ3万人台でスペインやドイツなどが続いています。

宿泊地別では白浜町、高野町、和歌山市、那智勝浦町、田辺市などが多く、白浜町では中国や、香港、韓国からの宿泊者が最も多くなっています。

また、高野町ではアメリカやフランスなどの欧米の国や地域からの宿泊者が最も多くなっています。

このほか台湾からの宿泊客は和歌山市内が最も多く、シンガポールは、那智勝浦町での宿泊が目立つています。

一方、日本人観光客を合わせた県内を訪れた観光客は、3200万人、このうち宿泊客は500万人で、猛暑や去年8月の南海トラフ地震臨時情報の発表など、観光にマイナスとなる要因はあったものの、円安などによるインバウンド客に後押しされ、前年を越す観光客数を確保しています。