新宮市の田岡市長、今期限りで引退へ
2025年6月17日 18時30分
政治
新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長は、今年(2025年)10月に予定される任期満了に伴う市長選挙に立候補せず、今期限りで引退することを明らかにしました。これは、きょう(17日)午前、新宮市役所で記者会見して、述べたものです。

それによりますと、田岡市長は、去年(2024年)、胃癌(いがん)を発症、今回新たに膀胱癌(ぼうこうがん)が見つかったということで、手術に問題はありませんでしたが、市長を続けるには、体調面で不安があると話し、「次の市長選に出馬しないことを決意した」と述べました。
田岡市長は、また、これまでの4期16年について、「大変やりがいのある仕事だった。市民の皆さんの応援・協力のおかげと心から感謝している。職員には、これからも熱意を持って頑張って、心豊かな町をつくっていってほしい」と話しました。
田岡市長は、新宮市出身の64歳で、大阪芸術大学を卒業後、写真店経営や、毎日放送の契約カメラマン、新宮青年会議所の理事長などを経て、2009年の市長選挙で初当選し、現在4期目です。
なお、任期満了に伴う新宮市長選挙は、10月19日告示、26日に投票、即日開票の日程が決まっています。