公正職務審査会の答申受け対応、和歌山市
2025年6月17日 18時23分
政治
和歌山市の職員が、公金の不正経理を公益通報をしたあと自殺したことについて、市の公正職務審査会が、市側に、公益通報者に不適切な対応があったことを答申した件で、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「公益通報制度の要項改正や内部通報制度の整備、職員への周知徹底を図る」と説明しました。
これは、きょう(17日)開かれた市議会の一般質問で、共産党議員団の森下佐知子(もりした・さちこ)議員の質問に尾花市長が答え、明らかにしたものです。
また、自殺に至った経緯など、一連の原因究明のため、遺族らが求めている第三者委員会の設置について、尾花市長は、「市の外部有識者でつくる公正職務審査会で審議されている」として、設置には難色を示しました。
一方で、職員の遺族が、市を相手に損害賠償請求を起こしていることについて、尾花市長は、「提訴の内容を精査し、真摯に向き合い、対応したい」と述べました。