和歌山市60代女性、約700万円詐欺被害
2025年6月19日 19時06分
事件・事故
きょう(19日)午前、和歌山市内の60代の女性が、警察官を名乗る者らからの電話を信じ、身に覚えのない「逮捕状」を回避するため、指示されるまま、およそ700万円を送金し、騙し取られました。和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
きょう午前10時前、和歌山市内に住む60代の女性に、兵庫県警の警察官を名乗る電話があり、「特殊詐欺事件で逮捕した犯人が、あなたから口座を買い、詐欺で得た金を入金していると話していて、口座を譲渡した件であなたに逮捕状が出ている」と言われます。さらに、女性は、口座に入っている預金をすべて指定口座に振り込むよう指示され、異常がなければ後日返金し、逮捕状も取り下げると言われます。そして、今後の手続きに必要言われ、SNSアカウントを教えたところ、それを通じて、振込先などの指示があったということです。
女性は、身に覚えがありませんでしたが、潔白を証明しようと、指示された口座に現金693万円を送金してしまいました。しかし、その後、相手とのやり取りから、詐欺に気付き、警察に届けました。
和歌山県警では、警察官を騙る詐欺が多発しているとして、すぐにお金を振り込ませたり、お金を回収することは絶対にないので、電話やメール、SNSで、それらを伝えられた時は、詐欺を疑い、行動する前に、確認電話の利用を呼びかけています。特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これわ・わなや」と覚えて、活用してください。