特殊詐欺相次ぐ、県警が注意呼びかけ
2025年6月22日 18時00分
事件・事故

和歌山県内で特殊詐欺事件が相次いでいます。岩出市に住む50代の男性が、SNSを通じた投資話を信じ、去年(2024年)3月頃から今月(6月)にかけ、現金230万円を騙し取られました。

印南町に住む40代の女性は、今月17日にSNSに届いた「当選のご案内」というメッセージをきっかけに、およそ14万円分の電子マネーを騙し取られ、橋本市に住む60代の男性は、今月19日、パソコンを操作中に「ウイルスに感染」と表示されたことから、電話番号を案内され、修理や感染防止ソフトなどの代金として9万円相当の電子マネーを騙し取られました。

一方、和歌山市内の80代の女性は、今月初め頃、警視庁の警察官を名乗る男から電話で、「和歌山で詐欺が急増しているが、被害に遭っていないか調べる」として、通帳とキャッシュカードを封筒に入れて家の外の門の下に置くよう言われ、その指示に従って、通帳5通とキャッシュカード5枚を騙し取られました。

警察では、捜査するとともに、同じような手口の詐欺事件が多発しているとして、注意を呼びかけています。

「必ず儲かる」や「電子マネーを買って番号を教えて」、「キャッシュカードを渡して」などを、電話やSNS、メールで伝えられた時は、詐欺を疑い、指示に従って行動する前に、確認電話を利用するよう呼び掛けています。また、警察が「資金調査」などの名目で、現金を振り込ませたり、回収することはないので、騙されないように注意を呼びかけています。

和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これわ・わなや」と覚えて、活用してください。