和歌山市の6月の熱中症搬送者過去最高、前年同期比4倍
2025年6月26日 17時41分
災害・防災 福祉・医療

今月(6月)初めからきのう(25日)までに、和歌山市内で、熱中症で救急搬送されたのは61人で、去年(2024年)の同じ時期に比べ、4倍以上と多く、過去最高を記録したことがわかりました。

和歌山市の調べによりますと、搬送された人のうち、65才以上の高齢者が半数以上を占め、住宅内での発症が目立っています。特に住宅内で熱中症になった17人のうち、7割がエアコンを使用していませんでした。

これらの結果について、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、例年より暑さが厳しく、危機的だとして、エアコンの適正な使用や、こまめな水分補給など、熱中症対策を市民に働きかけています。

熱中症対策として、和歌山市では、市民が外出時などに、市の関連施設や調剤薬局、大型スーパーなどに、暑さをしのいでもらうための休憩施設を開設しています。