パンダを見送るセレモニー、3500人が別れを惜しむ
2025年6月27日 18時05分
社会
イベント
白浜町のレジャー施設、アドベンチャーワールドできょう(27日)ジャイアントパンダの歓送セレモニーが開かれ、およそ3500人がパンダとの別れを惜しみました。
これは、アドベンチャーワールドで飼育中のジャイアントパンダ4頭すべてがあす(28日)中国に返還されるのを前に、アドベンチャーワールドと中国駐大阪総領事館が開いたものです。セレモニーはアドベンチャーワールド内にあるビックオーシャンで開かれ、今津孝二(いまづ・こうじ)園長は、「これまで関わってくれた20頭のパンダにありがとうと伝えたい。中国でも元気に育ってくれるよう、みなさんで笑顔でお別れしましょう」と挨拶しました。お母さんパンダ良浜(らうひん)の成長と子育ての様子や、その子供の結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)の成長を記録した映像が上映されたほか、パンダが飼育されているブリーディングセンターとパンダラブからのライブ中継も行われ、パンダたちの姿が見えるとその愛らしい姿に歓声があがっていました。その後パンダの飼育を担当してきたスタッフから、「たくさんの幸せをありがとう。振り回されつつも過ごしてきた何気ない毎日が私たちの宝物です」と4頭にメッセージが送られました。
4頭は、あすアドベンチャーワールドを出発し、中国・四川省(しせんしょう)の繁殖施設に返還されます。