和歌山市内に子ども第三の居場所開設
2025年7月2日 16時34分
教育

ひとり親家庭や貧困、日中保護者がいないなど生活に課題を抱える家庭の小学校低学年の児童とその兄弟を一時的に預かってサポートする施設が和歌山市内に開設され、きょう(2日)から運用が始まりました。

これは子ども第三の居場所というプロジェクトで日本財団が支援して和歌山市にある社会福祉法人虎伏(とらふす)学園が地元の協力を得て行います。

和歌山市中に開設された施設では和歌山市の尾花正啓市長や虎伏学園、日本財団の関係者、地元の人らが出席して式典が行われ、テープカットを行って開設を祝いました。

この施設は定員20人で、週2日の午後と土曜日の午前9時30分から午後5時30分まで開設され、申し込みをした小学校低学年の児童とその兄弟が利用できます。

ここでは、食事の提供や学習、生活習慣の指導などを行ったり、美術や工作など幅広いプロジェクトを用意して子どもが安心して過ごし、生きる力を身につけていくことを目的としています。

施設は日本財団が3年間支援しますが、それ以降は運営する学園や地元などの支援を受けて取り組んでいくことになります。