南陵高校がオンライン教育を導入へ、株式会社バンザンと提携
2025年7月3日 17時30分
教育

日高川町にある私立和歌山南陵高校は教員不足解消とより質の高い授業を生徒に提供するため、「オンラインのメガスタ」を運営する株式会社バンザンと提携することになり、きょう(3日)学校で調印式が行われました。

これはオンライン授業の導入と、授業のクオリティをAIで評価する取り組みに関して提携するもので、学校現場でAI評価付きのオンライン授業を導入するのは日本初ということです。

きょう、和歌山南陵高校で行われた調印式では、南陵高校の甲斐三樹彦(かい・みきひこ)理事長とバンザンの山田(やまだ・)博史(ひろふみ)社長が契約書を交わしました。

契約書を交わした南陵高校の甲斐三樹彦理事長(左)とバンザンの山田博史社長

甲斐理事長は、「全国的に教員不足が課題となっている。南陵高校がどれだけ伸びていくかを見ていただいて、他の教員不足に悩む学校の指針になれば」と話していました。

甲斐理事長

また、山田社長は、「AI評価付きオンライン授業をさせていただくことで、生徒たちの可能性を広げることはもちろん、地方創生にもつながっていくと考えている。このような機会をいただきワクワクしている」と取り組みに期待を寄せていました。

山田社長

オンライン授業はことし(2025年)9月から導入され、国語・数学・英語・理科・社会の5科目について、1週間に3・4回程度生徒と先生がリアルタイムでやりとりできる形で行われるということです。