陸上フランスチームが紀三井寺で世界陸上の事前キャンプへ
2025年7月8日 18時27分
政治 スポーツ

ことし(2025年)9月に東京の国立競技場で開催される「東京2025()世界陸上競技選手権大会」を前に、フランス代表チームが、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で事前キャンプを行うことが決まりました。

ことしの世界陸上で、フランス代表は、ベルギー、イギリス、アメリカとともにリレーの5種目すべてに出場するほか、そのほかの種目にも出場する可能性が高く、注目を集めています。

選手やスタッフらあわせておよそ70人が、ことし9月4日から10日までの予定で和歌山県を訪れ、移動日の4日と10日を除いて和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で練習する予定です。

練習時間は、午前9時から午後0時半までと、夕方4時半からよる7時半までとなっていて、この間、陸上競技場のスタンドから見学することができます。

フランスチームが紀三井寺で事前キャンプを行うのは今回が3回目で、フランス陸上競技連盟のジャン・クラシア会長は「質の高い施設と静かな環境、ホストである和歌山の皆さんのご厚意は、私たちの目標達成にとって大きな財産です。このキャンプがチーム全体の活躍に大きく貢献すると確信しています」とコメントしています。

定例記者会見で歓迎の意を表す和歌山県の宮﨑知事(7月8日・和歌山県庁)

和歌山県の宮﨑泉()知事も歓迎の意を表明し、近日中にフランス陸連と事前キャンプに関する協定を締結する方針を示しました。

紀三井寺で海外チームの事前キャンプが行われるのは、2015年の世界陸上北京大会前のオーストラリアチーム以来です。