【参院選】「運のいいことに能登で地震」失言の鶴保参議院議員が釈明会見
2025年7月9日 14時05分
政治 事件・事故

和歌山県選出で自民党の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)()参議院予算委員長が、きのう(7月8日)和歌山市内で開かれた参議院選挙・和歌山選挙区に立候補した党の公認候補の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことについて、一夜明けたきょう(9日)和歌山県庁で記者会見を開き、改めて陳謝しました。

鶴保庸介氏の記者会見のもよう(7月9日・和歌山県庁)

鶴保議員は、きのうの午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれた、参議院選挙・和歌山選挙区の党の公認候補者の個人演説会で登壇し、主な生活拠点ともう一つの拠点をもつ暮らし方「二地域居住」の推進について訴えるなかで「運のいいことに、能登で地震があったでしょう。金沢にいても輪島の住民票が取れるようになっていった」などと発言しました。昨夜、鶴保氏は事務所を通じて「被災者への配慮が足りず、言葉足らずであった」と発言を撤回し謝罪するコメントを出しています。

発言の経緯を説明する鶴保議員

きょう午前11時に和歌山県庁で記者会見を開いた鶴保氏は「複数地域の住民登録の是非について、議員連盟での議論の中で、たまたま石川県の事例が話題に上がり、それならば我々議員も何か出来るのではという話になったことを想起したことを説明するつもりだったが、言葉足らずだった」と釈明し、改めて陳謝しました。

発言の責任について鶴保氏は「私が責任を取ることで皆さんの気持ちが収まるのであれば、どういう形であってもやぶさかではない」と述べた一方で、議員辞職や離党については否定しました。