高松小学校で不審者対応訓練
2025年7月9日 16時25分
教育
社会
学校に刃物を持った不審者が侵入したという想定の対応訓練が、きょう(9日)和歌山市立高松小学校で行われました。
これは職員や児童の防犯意識を高めようと、和歌山西警察署と高松小学校が連携して行ったもので、酒を飲んだ男が「娘に会いに来た」と学校に侵入してくる想定で行われました。

訓練はきょう午前10時前から行われ、校舎に不審者役の男性警察官が侵入し、刺股を使い教室への侵入を防ごうとする教職員の制止を振り切ろうと、持っていた包丁を取り出して抵抗しました。
異常を知らせる笛を聞いて駆けつけた他の教職員が、110番通報したり、刺股で男を取り押さえ、およそ5分後、到着した警察官が男を現行犯逮捕して訓練が終了しました。

終了後、和歌山西警察署生活安全課の山田洋平警部補から、「もし学校に不審者がきたときは、きょうのように先生の言うことをよく聞いて落ち着いて騒がずに行動してほしい。学校の外にも不審な人はいる。もし声をかけられても絶対についていかず、すぐに大人に知らせてほしい。」と児童に呼びかけました。
高松小学校の藤原ゆうこ校長は「子どもというより自分たちの訓練だと思っている。大切な子どもを預かっている身として今後も気を引き締めて取り組んでいきたい」と話していました。
和歌山西警察署は、今後もこのような防犯訓練を様々な学校で積み重ね、子供の防犯意識の向上に努めていきたいとしています。