東京都北区王子に「和歌山居酒屋」オープン
2025年7月10日 11時14分
経済 社会 イベント

東京都北区に、和歌山の食材や酒を使った「和歌山居酒屋」が、きょう(7月10日)から期間限定でオープンしました。

「和歌山居酒屋」の店頭(7月9日・東京都北区)

これは、およそ300年前、紀州藩出身の徳川八代将軍・吉宗()が、東京都北区の飛鳥山()(あすかやま)公園に和歌山の桜を贈ったことが縁で、去年(2024年)11月、和歌山市と北区が防災協定を結んだことなどがきっかけとなり、和歌山市の呼びかけに対し、北区の飲食業者が応えたものです。

「和歌山居酒屋」は、地元で6つの飲食店を経営する株式会社みのりプロジェクトが企画し、JR京浜東北線の王子()(おうじ)駅に近い居酒屋「みちしるべ」を「和歌山居酒屋」として9月末まで営業します。和歌山産の海の幸、山の幸や、酒、醬油()も取り寄せて、独自のメニューを提供することにしています。

店内のようす

オープン前日のきのう(9日)は、地元のメディアや商工会議所の関係者などおよそ40人を招待して、プレイベントの試食会が開かれ、灰干しサンマの塩焼きや、シラス大根、カツオのたたき、わかめなどがふるまわれました。

店を経営するみのりプロジェクト代表取締役の梶谷篤史(かじたに・あつし)()さんは「初めての取り組みですが、一人でも多くに人に和歌山の味を楽しんでもらいたい」と話していました。