世界初3Dプリンターで建設のJR初島駅、22日から運用
2025年7月10日 19時00分
社会 交通

世界初、3Dプリンターを活用して出力し、一夜で建設された有田市のJR初島(はつしま)駅の内装や周辺整備が完了し、今月(7月)22日の始発から運用されることになりました。これは、JR西日本などがきょう(10日)、明らかにしたものです。

それによりますと、JR紀勢線・初島駅の新しい駅舎は、白色の外観で、9・9平方メートルの待合所と2人掛けのベンチ、券売機1台、それに、簡易ICカード改札機が備えられています。そして、駅舎正面には「みかん」、側面には「たちうお」と、ともに、有田市の名産がデザインされています。

この駅舎は、JR西日本グループと3Dプリンター住宅メーカーのセレンディクスが共同で建設したもので、事前に出力した4つのパーツを現場に持ち込み、今年(2025年)3月25日の終電から翌日の始発までの間に組み立て作業などを行いました。その後、内装や周辺整備などを実施し、このほど、今月22日からの運用が決まりました。