第107回全国高校野球選手権和歌山大会は、2日目のきょう(11日)、1回戦3試合が行われ、和歌山工業、田辺、それに那賀が勝って、それぞれ2回戦に進出しました。
第1試合は和歌山北と和歌山工業が対戦しました。
1点を争う展開となったこの試合、先手を取ったのは、和歌山工業でした。
2回裏、7番の梶原(かじわら)のツーベースヒットを足がかりに、8番•山田(やまだ)がヒットで続き、ラストバッターの吉田(よしだ)の犠牲フライで
1点を先制しました。 和歌山工業は、4回にも1点を追加し、2対0とリードを広げました。これに対して和歌山北は、5回に1点を返しますが、
和歌山工業のエース山田の伸びのあるストレートにカーブ、スライダーなどを交えたピッチングに13三振を喫し、後半は、再三ランナーを出すものの要所を抑えられ、2対0で和歌山工業が接戦を制し、
2回戦に進みました。
第2試合は去年の和歌山大会準優勝の近大新宮と田辺が対戦し、
田辺が9対6で勝って2回戦に進出しました。
乱打戦となったこの試合、1回表、近大新宮が田辺の先発、1年生の岡本の立ち上がりを攻めて1点を挙げると、田辺も近大新宮の先発・樫原の立ち上がりを攻めて3点を挙げて逆転しました。その後、6対4の田辺リードで迎えた6回表、近大新宮は、1番矢守(やもり)、2番玉置(たまき)の連続タイムリーで2点を返し、同点に追いつきました。
これに対して田辺は、その裏、6番尾崎(おざき)のタイムリーなどで
3点を挙げて突き放しました。結局、これが決勝点となり、9対6で田辺が両チーム合わせて19安打12四死球の乱打戦を制して、近大新宮を破りました。
勝った和歌山工業は、大会5日目(15日)の第3試合で熊野と対戦します。
第3試合は那賀対紀北農芸、笠田の連合チームが対戦し、那賀が12対3で7回コールド勝ちしました。那賀は1回から6回まで毎回得点で12点を挙げ紀北農芸と笠田の連合チームを大きくリードしました。紀北農芸と笠田の連合チームは3回に2アウトから相手のエラーで出塁すると長短打で3点を挙げましたが那賀の北村投手に抑えられ追加点を挙げることができませんでした。那賀は大会7日目(17日)の第2試合で海南と対戦します。
あす(12日)の大会3日目は、紀央館対耐久、和歌山東対シード校の星林、
それに日高中津対新宮・新翔連合チームの2回戦3試合が予定されています。
和歌山放送では、ラジオであす(12日)も午前8時50分から
大会3日目の試合の模様を実況でお伝えします。