和歌山県警と三重県警はきょう（11日）、新宮市のイオン新宮店で投資詐欺やロマンス詐欺、国際電話番号による特殊詐欺などの防止のための啓発活動を行いました。
今回は携帯電話事業者のソフトバンクの協力で実際にスマートフォンを使って自分宛てにＬＩＮＥ（ライン）のメッセージが送られてくるという体験も行われました。
和歌山県警察生活安全企画課の石神慎吾警部は「このような犯罪は田舎だから少ないというものではない。現に紀南地方でも特殊詐欺の被害は出ている。１円たりとも詐欺グループに資金が渡ることのないようにしっかり啓発活動をしていきたい」と話していました。
イベントに参加した三重県紀宝町の７０代の女性は「自分には関係ないと思っていたが丁寧に説明してもらってよくわかりました。知らない電話には出ないようにしたいと思います」と話しました。また新宮市に在住の７０代の女性も「手口が巧妙になっていると思いました。うっかり引っかからないようにしたい」と話し、改めて詐欺に遭う危険性を認識していました。
このイベントはあす（１２日）もイオン新宮店の1階催事場で午前１１時から午後５時まで開かれます。