戦争の物語を読む「朗読会」8月1日海南市で
2025年7月13日 12時51分
社会
戦争の物語を読むことで、戦争の悲惨さを知り、平和の大切さや命の尊さを考える「明日(あした)をつむぐ朗読会」が、来月(8月)1日、「八十年 時の重さ」と題して、海南市で開かれます。
これは、和歌山放送でも朗読番組を持つフリーアナウンサーで朗読家の福山(ふくやま)ひでみさんの朗読教室の主催で、毎年、終戦記念日前後に開催されています。
「朗読会」では、福山さんや、その教え子らでつくる「朗読グループイーマ」のメンバーが、石垣(いしがき)りんの「弔辞(ちょうじ)」や松谷みよ子(まつたに・みよこ)の「ミサコの被爆ピアノ」、山本真理子(やまもと・まりこ)の「ほたる」、大野允子(おおの・みつこ)の「かあさんのうた」などを読みます。また、歌手の竹田千佳(たけだ・ちか)さんが、平和や命の大切さを感じる歌を届け、ハンドパン奏者の平野陽平(ひらの・ようへい)さんが、鎮魂の音を奏でます。
福山さんは、この朗読会について、「朗読で社会貢献になればと、2013年に始めました。図書館で借りられる本にこだわって読むことで、戦争というワードから、命だったり、平和だったりを、個々に考える時間を共有するために、続けています」と話し、来場を呼びかけています。
「第11回 明日(あした)をつむぐ朗読会~八十年 時の重さ」は、終戦から80年となる今年、8月1日金曜日、午後1時半から、海南市日方(ひかた)にある「海南nobinos(ノビノス)」内のノビノスホールで開かれます。入場は無料で、申し込みも必要ありません。当日は、朗読会の前にミニ講演会も行われます。
