新宮市で夜間中学校の説明会
2025年7月13日 14時02分
教育

和歌山県が、来年(2026年)4月に、新宮市に開設を予定している夜間中学についての説明会が、このほど、新宮市の丹鶴(たんかく)ホールで開かれました。これは、県教育委員会が紀南の各地で開催しているもので、体験授業会と個別相談会が行われ、この日は、学びなおしをしたいという年配の人や、外国人など、およそ20人が参加しました。

対話重視の「道徳」の模擬授業の様子

そして、「勇気」をテーマにした「道徳」の体験授業では、受講者にも発言の機会を多くした対話重視のものが行われました。参加した新宮市の50代の女性は
「とても良い取り組みで、何かお手伝いできることがないかと思い参加しました」と話し、70代の女性は、「ずっと働いてきたので勉強ができなかった。年なので通えるか心配だが学びたい」と学習への意欲をみせました。

夜間中学は、学びの機会を増やそうと開設されるもので、対象は、中学校を卒業した人で、外国人も受講できます。費用は無料で、入学試験はなく、入学は、個別面談で決定されます。県では、今年10月に募集要項を発表したいとしています。

なお、来年春に開校する夜間中学は、名称が、新翔(しんしょう)くろしお中学校で、新宮市佐野(さの)の県立新翔高校の敷地内に設置されることが決まっています。