鶴保氏、参院予算委員長を辞任
2025年7月14日 16時00分
政治

和歌山県選出で自民党の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院予算委員長は「運のいいことに能登で地震があった」と失言した責任を取り、きょう(14日)委員長を辞任しました。

会派を通じて、委員長の辞任願を参議院議長あてに提出し、許可されました。国会閉会中に常任委員長が辞任願を提出した場合、議長が許可した時点で辞任とみなされます。鶴保氏の失言を巡っては、自民党は当初、厳重注意に済ませていましたが、与野党からの批判が止まりませんでした。自民党にとって参議院選挙への影響は避けられない情勢です。鶴保氏は今月8日、和歌山市で開かれた参議院選挙候補の応援集会で、2地域居住の推進を説明する中で「運のいいことに能登で地震があった」と述べました。その日のうちに撤回するコメントを発表し、翌日には記者会見であらためて陳謝しましたが、野党は鶴保氏の議員辞職を求めるなど追及を強めていました。