夏の甲子園をめざす高校野球和歌山大会は、6日めのきょう(15日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、2回戦3試合が行われ、日高と初芝橋本、それに、橋本が勝ちました。
第1試合、シード校の日高 対 和歌山商業は、日高が山﨑(やまさき)・力津(りきつ)の継投で、追い上げる和歌山商業を振り切り、8対5で勝ちました。
日高は初回、4番・湯川(ゆかわ)のセンター前ヒットで1点を先取、さらに、2回と3回にも、相手チームのミスも絡んで、あわせて5点を奪い、序盤で6対0と大きくリードしました。対する和歌山商業は、5回裏に、9番・赤木(あかぎ)のセンター前ヒットなどで2点を返し、日高に2点の追加点を奪われた6回裏にも、満塁から3人の押し出しフォアボールで、さらに3点を返しました。しかし、その後は、両チームともチャンスに後続が続かず、結局、8対5で、日高が和歌山商業を下しました。
続く、第2・第3試合は、きのう(14日)から順延となった試合で、第2試合のシード校の初芝橋本 対 向陽は、初芝橋本のエース・増田(ますだ)と、9回から継投した頼久(よりひさ)が好投し、3対0で、初芝橋本が向陽を下しました。
初芝橋本は、3回に4番・中井(なかい)の犠牲フライで1点を先取、続く4回にも、1番・田村(たむら)の犠牲フライで1点を追加しました。その後、6回にも、向陽の守備のミスも絡み、1点を追加、3対0とリードを広げました。一方、向陽は、ヒットで出塁はするものの、初芝橋本の堅い守りに阻まれ、得点することができず、結局、3対0で、初芝橋本が、向陽をやぶりました。
勝った初芝橋本は、大会10日目(20日)の第2試合で、田辺工業と対戦します。
第3試合の橋本 対 串本古座は、11対2の7回コールドで橋本が勝ち、3年ぶりの初戦突破を果たしました。
橋本は、3回に押し出しのフォアボール、さらに、満塁から1番・椎野(しいの)の左中間への走者一掃のタイムリー2ベースヒットなどで、一挙5点を先制しました。その後、5回にも押し出しのフォアボールと、2番・北川(きたがわ)のライト前ヒットで4点を追加、さらに6回と7回にも1点ずつを追加しました。4年ぶりに単独チームとして出場した串本古座は、3回にフォアボールで出塁した深美(ふかみ)を3塁に置き、3番・日下大智(くさか・たいち)のセカンドゴロで1点を返します。さらに、6回にも、7番・前地瑛斗(まえじ・えいと)の打球をピッチャーが弾き、3塁走者の栁下(やぎした)が生還、1点を返しましたが、その後は、橋本との点差を詰めることができず、結局、11対2の7回コールドで橋本が勝ちました。
勝った橋本は、大会11日目(21日)の第1試合で、シード校の日高と対戦します。
大会7日めとなるあす(16日)は、慶風 対 南部と、有田中央・貴志川・和歌山南陵連合 対 智辯和歌山、それに、熊野 対 和歌山工業の2回戦3試合が予定されています。和歌山放送では、あすも、すべての試合を実況生中継でお伝えします。