【高校野球】大会7日目 南部・智辯和歌山・和工が勝ち進む/和歌山
2025年7月16日 18時22分
スポーツ 社会


第107回全国高校野球選手権和歌山大会は、7日目のきょう(16日)、2回戦3試合が行われ、南部、智辯和歌山、それに和歌山工業が勝って、それぞれ3回戦に進出しました。第1試合は、慶風と南部の対戦となりました。この試合、1回から3回まで両チーム共に得点圏にランナーを進めながら、南部の先発•エースの塩路(しおじ)、慶風の先発•背番号5を付けた2年生の元宗(もとむね)の粘り強いピッチングの前にランナーをホームに迎えることができませんでした。均衡を破ったのは、慶風。4回表、併殺崩れと内野ゴロで進んだ7番•吉村(よしむら)を2塁において、9番•奥田(おくだ) のタイムリーツーベースヒットで2塁ランナーが返って1点を先制しました。これに対して南部は5回裏、ヒットとフォアボールて、ツーアウト1塁2塁から2番の向井(むかい)がタイムリーツーベースヒット。2者が帰って2対1と逆転しました。両チーム点の取り合いの末7対4で迎えた9回表、ヒットとフォアボールでノーアウト1塁2塁として4番•髙倉(たかくら)のタイムリーヒットで南部が7対6と1点差に迫りますが反撃もここまで。結局、南部が7対6で慶風を破り、シーソーゲームを征しました。
勝った南部は、大会10日(20日)の第二試合で和高専と田辺の勝者と対戦します。第2試合は、有田中央、貴志川、和歌山南陵の3校連合チームとセンバツ大会準優勝で、この大会シード校の智辯和歌山と対戦しました。
智辯和歌山は、1回裏、ツーアウトから3番•井本(いもと)、4番•福元(ふくもと)の連打と盗塁で2塁3塁と3校連合の先発•有田中央の矢舩(やふね)の立ち上がりを攻めて、5番の荒井(あらい)のタイムリーヒットで2点を先制しました。さらに智辯和歌山は3回裏、4番•福元(ふくもと)のタイムリーヒットなどで4点を追加、6対0とリードを広げました。智辯和歌山市の先発、エース•渡邉(わたはべ)の140キロを超えるストレートとキレのある変化球に反撃の糸口をつかめない3校連合は、5回表、この回からマウンドに上がった
背番号18を付けた3年生の田中(たなか)に対して、ワンアウトから6番•矢舩(やふね)の内野安打を足がかりにランナーを得点圏に進めますが後続が倒れ得点できません。一方智辯和歌山は、5回裏4点を追加して、10対0の5回コールドで智辯和歌山がセンバツ準優勝の貫禄を見せて3校連合を破りました。
勝った智辯和歌山は、大会10日目(20日)の第一試合で、きょうの第三試合の勝者和歌山工業と対戦します。第3試合は、熊野と和歌山工業が対戦しました。初回、和歌山工業は熊野の先発•エースの松尾(まつお)の立ち上がりを攻めて、2本のヒットとフォアボールて、ツーアウト満塁とし、6番の藤田(ふじた)がセンターへタイムリーヒットを放って1点を先制しました。2回にも和歌山工業は、ワンアウト3塁1塁で2番•坂口(さかぐち)のレフトへのタイムリーヒットで1点を追加し、2対0とリードを広げました。
これに対して熊野は3回表、8番•道場(みちば)がフォアボールと送りバントで2塁に進んだあと、1番•中瀬(なかせ)のショートへのタイムリー内野安打で同点、さらに井手(いで)に代わってマウンドに上がった山田(やまだ)から
4番•寒川奏翔(そうかわ•かなと)のタイムリースリーベースヒットで3対2と熊野が逆転に成功しました。1点を追う和歌山工業は7回表、ツーアウトからヒットとフォアボールでランナーを1塁2塁に置いて5番の山路(やまじ)がライト線にタイムリーツーベースヒットを放ちランナー2人が返って4対3と再びリードを奪いました。このリードを守って和歌山工業が熊野を4対3て接戦を制しました。

あす(17日)の大会8日目は、箕島対県立和歌山、海南対那賀、和高専対田辺の3試合が予定されています。和歌山放送では、ラジオであす(17日)も午前8時50分から大会3日目の試合の模様を実況でお伝えします。