いこらよ防災。南海トラフ巨大地震が来たら
2025年7月18日 18時22分
社会

南海トラフ巨大地震が発生したら、どうするのかを落語を通して学ぶ「いこらよ防災 防災について学ぼう」という催しが和歌山市西庄の和歌山西バプテスト教会で開かれました。

満員のお客さんの中、落語をするパウロさん。

これは、和歌山西バプテスト協会が、災害や防災のことを学ぼうと、今回、初めて開いたもので、60人あまりが訪れました。

いこらよ防災では、アマチュア落語家のゴスペル亭パウロさんが「それ、ゴミやおまへんで、被災材でっせ」という演題で一席披露し、被災ごみの出し方などをおもしろおかしく話しました。

パウロさんは、「超満員の人に来ていただいて、関心事だなと思った。自分の命を守らんと、他の命は守れない。考えて行動につなげていただいたら」と話しています。

このほか、和歌山県危機管理消防課の藤戸惠介(ふじと・けいすけ)課長が南海トラフと向き合う心得として、想定にとらわれない、最善を尽くせ、率先避難者になれ、の避難3原則を守ることの大切さを訴えました。

講演する藤戸さん

また海南市の生活用品メーカー、株式会社サンコーの髙城正光(たかぎ・まさみつ)さんは、トイレ問題を挙げ、災害時のトイレの重要性や、簡易トイレの種類について紹介しました。

サンコーの髙城さん

和歌山西バプテスト教会・牧師の山本美咲(やまもと・みさき)さんは、「初めてだったので、何人集まるかわからなかったが、予想以上に集まってくれたので、防災に渇しては関心高い。できれば、定期的にこういう形の集会を開きたい」と話しています。

協会には井戸があり、2021年に紀の川にかかる水管が崩落し、断水した際、しのいだ経緯があり、協会では、もしもの時に備えて、この井戸を災害時協力井戸として、和歌山市に登録しました。