未明から午前中にかけ大雨、引き続き要注意(17日・午後5時現在)/和歌山
2025年7月17日 17時41分
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暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、和歌山県では、おととい(15日)夜から、断続的に強い雨が降っていますが、きょう(17日)未明から午前中にかけ、局地的にさらに激しい雨が降りました。そして、県北部では、きょう未明から今朝にかけ、一時、大雨や洪水警報が発表されるなどし、湯浅町や和歌山市などでは、時間雨量60ミリ前後の非常に激しい雨が降りました。
アメダスの観測で、おととい(15日)夜8時の降り始めから、きょう午後5時までの総雨量は、古座川町西川で180ミリ、白浜町日置川で175ミリ、和歌山で156ミリ、湯浅で152ミリ、田辺市の本宮と龍神で151・5ミリなどとなっています。
激しい雨の影響で、JR紀勢線では、きょう午前6時頃から正午すぎまで、和歌山と紀伊田辺の間で、運転を見合わせました。また、南海電鉄でも、きょう午前6時前からの大阪と和歌山の府県境付近での激しい雨の影響で、和歌山市とみさき公園の間で一時運転を見合わせました。これらにより、JR紀勢線では32本、南海本線は47本が、それぞれ運休し、あわせておよそ1万7千人に影響が出て、ダイヤが乱れました。
また、気象警報が発表された影響で、県内の幼稚園や小中学校、高校、特別支援学校では、臨時休校や自宅待機となったところがありました。
きょう午後5時現在、和歌山県内の雨は、小康状態となっていますが、引き続き、あす(18日)明け方にかけて、大気の状態が不安定となる見込みです。
和歌山地方気象台が、きょう夕方に発表した「大雨などに関する気象情報」によりますと、これからあすにかけ、県内の多い所では、時間雨量が30ミリ程度の激しい雨になるとみられ、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけています。