和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている、第107回全国高校野球選手権和歌山大会は8日目のきょう(19日)、2回戦3試合が行われ箕島、那賀、田辺が勝ち進みました。
大会8日目第1試合、箕島対県立和歌山は、中盤に勝ち越しに成功した箕島が3対1で県立和歌山を破り、3回戦進出を決めました。
初回、箕島は県立和歌山の先発小林の立ち上がりを攻め、バッテリーエラーで1点を先制。一方の県立和歌山は5回、8番小柳のタイムリーツーベースで1点をとり同点に追いつきます。しかしその裏、箕島はすかさず、4番澤のセカンドゴロの間に1点をとり、2対1と勝ち越すと、6回には6番宮本がレフトへ大会第2号となるソロホームランを放ち、3対1とリードを拡げます。
県立和歌山も、6回に満塁のチャンスを作るなど、箕島を上回るヒット9本を打ちましたが箕島に阻まれ、結局中盤に勝ち越した箕島が3対1で県立和歌山を破り、3回戦進出を決めました。
勝った箕島は大会11日目第2試合で、海南と那賀の勝者と対戦します。
大会8日目第2試合、海南対那賀は、追いすがる海南を振り切った那賀が、6対5で9回サヨナラ勝ちし3回戦へ駒を進めました。
1対0と海南リードで迎えた3回、那賀は1アウト満塁のチャンスに、3番北村が走者一掃の3点タイムリースリーベースを放ち、3対1とゲームをひっくり返します。
一方の海南も続く4回、フォアボールをきっかけに、エラーで1点をとり3対2と迫ります。
しかし那賀は5回、あたっている北村のタイムリーツーベースと、溝口のタイムリーで2点を追加し、5対2と点差を3点に拡げ、那賀ペースのまま迎えた最終回、後がない海南は、7番小坂がエラーで2塁へ出たのをきっかけに、9番中山と2番野田のタイムリーで2点をとり、1点差とします。勢いに乗った海南は、那賀の投手・先発の北村から変わった湯川を攻め、2アウト満塁としたところで、5番瀧口がフォアボールを選び、押し出しで5対5の同点に追いつきました。
那賀はその裏、先頭打者の4番池端(いけばた)がライト前ヒットで塁に出たのをきっかけに、1アウト2塁とサヨナラのチャンスを作ると、6番湯川が右中間を抜けるサヨナラツーベースを放ち、追いすがる海南を振り切った那賀が6対5でサヨナラ勝ちし3回戦へ駒を進めました。勝った那賀は大会11日目第2試合で、箕島と対戦します。
大会8日目第3試合、2回戦最後の試合となった和歌山高専対田辺は、初回に4点をとって試合を優位に進めた田辺が、6対0で和高専に完封勝ちし、3年連続となる3回戦進出を決めました。
1回表田辺が、和高専の先発辻岡の立ち上がりを攻め、エラーとデッドボールでノーアウト満塁とすると、押し出しで1点を先制したのをきっかけに、6番鳥山の2点タイムリー内野安打と7番中西のショートゴロの間の1点で、初回に4点をとって試合を優位に進めまました。
一方の和高専は、何度も得点圏にランナーを送るものの、田辺の投手リレーに完璧に抑えられ得点することができませんでした。
田辺は、4回と9回にも1点ずつ追加し、結局初回に4点をとって試合を優位に進めた田辺が、6対0で和高専に完封勝ちし、3年連続となる3回戦進出を決めました。
勝った田辺は、大会10日目第3試合で、南部と対戦します。
大会9日目のあす(20日)から、3回戦に入り、第1試合耐久 対 シード校の星林、第2試合 日高中津 対 粉河 第3試合 桐蔭 対 市立和歌山の3つの試合が予定されています。 和歌山放送ではあすもラジオですべての試合を実況中継します。