【参院選】和歌山選挙区・無所属の望月前有田市長が初当選
2025年7月21日 0時45分
政治 社会

きのう(20日)投開票が行われた参議院議員選挙で定数1の和歌山選挙区は、無所属の新人で元有田市長の望月良男(もちづきよしお)氏53才がほかの6人の新人候補を破り初当選を確実にしました。投票結果は次の通りです。敬称は省略します。

初当選を決めバンザイで喜ぶ望月良男氏(中央)ら(7月20日・和歌山市・アバローム紀の国)

当選・望月良男(もちづき・よしお) 無所属・新 141,604票、

二階伸康(にかい・のぶやす)自民・新 107,390票、

林元政子(はやしもと・まさこ)参政・新 87,328票、

浦平美博(うらひら・よしひろ)維新・新 53,655票、

前久(まえ・ひさし)共産・新 29,881票、

末吉亜矢(すえよし・あや)無所属・新 15,298票

本間奈々(ほんま・なな)NHK党・新 7,000票

以上が20日に投開票が行われた、参議院議員選挙和歌山選挙区の開票結果でした。

今回の選挙は、世耕弘成衆議院議員が支援する無所属の望月氏が、自民の新人の二階氏との保守分裂の選挙を制しての初当選です。

選挙では、自民の公認が得られなかった有田市長を4期務めた望月氏が無所属で自民の新人、二階氏との保守分裂選挙を制しました。

初当選した望月氏は、有田市長としての4期の実績をアピールし、世耕氏も選挙中盤から連日応援に入り支援を訴えました。自主投票の公明の支持層や無党派層の票も取り込み、幅広く浸透しました。

敗戦の弁を述べる二階伸康氏(7月20日・和歌山市太田)

敗れた二階氏は、自民の支持層を切り崩されたほか、参政の新人林元氏の追い上げもあり、世耕氏に敗れた去年(2024年)の衆議院選挙の雪辱は果たせませんでした。

確定投票率は59・2パーセントで、3年前(2022年)の前回に比べ、6・78ポイントアップしました。和歌山県の当日有権者数は76万8837人でした。