SNSでFAXで、詐欺相次ぐ/和歌山県
2025年7月21日 14時53分
事件・事故
和歌山県内の男性がSNSやファクシミリからの勧誘をきっかけに現金をだまし取られる事件が相次ぎ、警察で注意を呼びかけています。
岩出警察署によりますと、今年5月中旬ごろ、岩出市内の70歳代の男性がスマートフォンでSNSの動画に表示された広告から株取引の勉強会に関するグループLINEに参加しました。そこでグループ代表のアシスタントを名乗る人物から「入会してもらえれば株取引で儲かるシステムがある」などとメッセージが送られてきたため、指示通り投資アプリをダウンロードしました。さらに入金担当者を名乗るLINEアカウントを紹介され、指定された銀行口座にあわせて4回にわたり600万円を振り込みました。この話しを聞いた家族から詐欺かもしれないと言われ、被害を届け出ました。
また、和歌山東警察署によりますと、先月(6月)上旬和歌山市内に住む50歳代の男性は、勤務先で「株式会社第一サポート」という会社から「現金を融資する」というFAXを受信しました。男性は相手側と電話でやり取りしたところ
「契約事務手数料や保証金が必要」と言われ、現金77万円を振り込みました。さらに現金を振り込むよう指示があり、不審に思った男性が返金を求めましたが、相手と連絡がつかなくなったことから警察に被害届を出しました。
警察では「必ず儲かる」「保険料を還付する」といったことを電話やメール、SNSで受ければ詐欺の可能性があると注意を呼びかけていて、特殊詐欺被害防止専門フリーダイヤル『ちょっと確認電話』0120・508・878(これは、わなや)に相談するよう呼びかけています。