わかやまスポーツ伝承館「水泳展」、8月14日まで
2025年7月22日 17時46分
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海南市出身で、去年(2024年)のパリ・オリンピックに出場したマラソンスイミングの南出大伸(みなみで・たいしん)選手が、実際に使用したジャージや水着など、水泳競技に関する展示会が、和歌山市の「わかやまスポーツ伝承館」で開かれています。

この展示会は、地域の人たちに、水泳の歴史や競技について深く知ってもらい、競技人口の向上を図ることを目的に開かれています。

会場には、1936年開催のオリンピックで使用された絹(きぬ)製の水着のほか、江戸時代から和歌山に伝わる兜(かぶと)や刀を着用しながら泳ぐ伝統的な「岩倉(いわくら)流泳法」で使用する日本刀や兜、扇子も展示されています。

また、およそ25年前の競泳水着と、現在の水着を実際に触って、生地の違いを確かめることができ、水泳について理解が深まる展示会となっています。

江川哲二(えがわ・てつじ)館長は、「南出選手の水着やジャージも触れることへの許可をいただいています。水泳の歴史や競技について、再認識してもらい、展示会を通して、選手になりたいと思ったり、健康のためにも、水泳を始めるきっかけになれば嬉しい」と話していました。
水泳展は、来月(8月)14日まで、和歌山市本町のフォルテワジマ3階、わかやまスポーツ伝承館で開かれています。入場は無料です。