夏の甲子園をめざす、第107回全国高校野球選手権・和歌山大会は、11日目のきょう(22日)、3回戦残り2試合が行われ、橋本と那賀が勝って、ベスト8が出そろいました。
第1試合の橋本対シード校の日高は、打撃戦を制した橋本が、11対9で、日高をやぶりました。
橋本は1回裏、2つの押し出しとワイルドピッチなどで一挙4点を挙げると、3回と4回にも、7番・キャプテン菅原(すがわら)と、3番・土岐(とき)の長短打などで2点ずつを加え、前半で9対2とリードを広げました。これに対し、日高は、7回、3番・橋本(はしもと)と5番・木村(きむら)のレフトへのツーベースヒットなどで3点、また、8回にも、内野安打とワイルドピッチなどで3点、9回にも1点を返し、最大7点あった得点差を2点差にまで迫りました。しかし、反撃もここまでで、両チームあわせて21安打が飛び交う打撃戦を制したのは、橋本で、11対9で、シード校の日高をやぶり、9年ぶりのベスト8進出を決めました。
3回戦最後となる第2試合の箕島と那賀との一戦は、2年生投手・北村(きたむら)の粘り強いピッチングで完投した那賀が、7対3で、箕島を下し、6年ぶりのベスト8進出を決めました。
この試合、箕島は、1回裏、2年生の1番打者・前山(さきやま)の大会第3号となる先頭打者ホームランで、1点を奪い、続く2回にも、ワイルドピッチで1点を追加しました。那賀は、中盤5回、疲れの見えた箕島の2年生投手・澤(さわ)を捕え、尾高(おたか)と溝口(みぞぐち)の2点タイムリー長短打で4点を挙げて、試合をひっくり返しました。終盤にも、那賀打線は、4番・池端(いけばた)のタイムリーと、スクイズなどで、7回に1点、9回に2点を追加する一方、ピッチャーの北村が、粘り強く投げて、箕島打線の反撃を、8回の1点に抑え、結局、7対3で箕島を下し、ベスト8最後の席に滑り込みました。
きょう勝った橋本と那賀は、大会13日目のあさって(24日)の第2試合、準々決勝で対戦します。
大会12日目となるあす(23日)は、シード校の星林 対 粉河と市立和歌山 対 シード校の智辯和歌山の準々決勝2試合が行われます。和歌山放送ラジオでは、あすも全ての試合を実況中継でお伝えします。