岸田前総理襲撃、控訴審は8月、大阪高裁
2025年7月22日 17時40分
事件・事故
和歌山市で、おととし(2023年)4月、岸田文雄(きしだ・ふみお)前総理大臣の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂などの罪に問われた男の
控訴審の初公判が、来月(8月)5日に大阪高等裁判所で開かれることになりました。大阪高裁が、きょう(22日)、明らかにしました。
無職の木村隆二(きむら・りゅうじ)被告26歳は、2023年4月に和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、衆議院の補欠選挙の応援に訪れた岸田前総理の演説会場に手製の爆発物を投げ込んで爆発させ、警察官と聴衆のあわせて2人に軽いけがをさせたとして、殺人未遂や爆発物取締罰則違反など5つの罪に問われています。
1審の裁判員裁判で和歌山地裁は、今年(2025年)2月、懲役10年の判決を言い渡し、木村被告が控訴していました。木村被告は裁判で殺意を否認したうえ、有名な政治家がいるところで注目を浴び、選挙制度に不満を持つ自分の考えを知ってもらおうとしたと、動機を説明しました。