夏の甲子園をめざす、第107回全国高校野球選手権・和歌山大会は、13日目のきょう(24日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、準々決勝の残り2試合が行われ、田辺と那賀が勝って、ベスト4が出そろいました。
第1試合、シード校の初芝橋本 対 田辺は、田辺が7対0の7回コールドで、2年連続16回目のベスト4進出を決めました。
この試合、両チーム無得点で迎えた中盤の4回裏、田辺が相手のエラーをきっかけにチャンスを作り、6番・尾崎の犠牲フライで1点を先制します。田辺は続く5回と6回にも、あわせて4点を挙げ、5対0とリードを広げます。一方の初芝橋本は、毎回のようにランナーを出すものの、田辺の先発・林と4回から代わった芝田を打ち崩すことができませんでした。そして、7回裏、田辺の5番・鳥山がセンター前タイムリーで1点を挙げ、続く6番・尾崎の打球がショートエラーの間に、2塁ランナーがホームに返り、もう1点を追加、結局、田辺が7対0の7回コールドで、シード校の初芝橋本を下し、2年連続16回目のベスト4進出を決めました。
勝った田辺は、大会14日目のあさって(26日)の準決勝・第1試合で、シード校の星林と対戦します。
第2試合の橋本 対 那賀は、8対4で那賀が勝ち、6年ぶり3回目のベスト4進出を決めました。
この試合は、那賀は1回裏、1番・荒木が、内野安打で出塁すると、橋本の先発・土岐(とき)のワイルドピッチで、ランナーが2塁へ進み、ここで、橋本は、投手を中道に交代、代わった中道を那賀がすかさず攻め、今大会当たっている3番・北村のタイムリー、4番・池端(いけばた)がセーフティースクイズ、さらに相手のエラーで、那賀が3点を先制します。一方の橋本も3回表、フォアボールをきっかけに、ノーアウト満塁のチャンスを作ると、2番・北川のスクイズ、3番・土岐の犠牲フライ、さらに、5番・中道の打席で1塁ランナーが飛び出した間に、3塁ランナーがホームスチールを決め、3対3の同点に追いつきました。
このあと、那賀は、5回裏、4番・池端の犠牲フライと、5番・溝口のタイムリーで、5対3とし、再び、那賀がリードします。このあと、那賀が7回に1点を加えると、橋本も8回に1点を返し、6対4としますが、那賀は、追いすがる橋本を振り切るように、8回に、さらに2点を加え、結局、8対4で、那賀が橋本を下し、6年ぶり3回目のベスト4進出を決めました。
勝った那賀は、大会14日目のあさって、準決勝・第2試合で、シード校の智辯和歌山と対戦します。
あすは、準決勝前日の休養日で試合はなく、準決勝は、あさって行われます。和歌山放送ラジオでは、すべての試合を実況でお伝えします。