【大阪・関西万博】「高野山会議ITALIA」イタリア美術と利他の精神を語る
2025年7月26日 15時09分
歴史・文化
イベント
東京大学先端科学技術センターと和歌山県、それに高野山金剛峯寺などの共催で、科学技術とアート、宗教の観点から、多様性社会の未来について識者が語り合う「高野山会議2025」が、きょう(7月26日)最終日を迎え、大阪・関西万博のイタリアパビリオンで、曼荼羅やイタリア美術などについて意見交換が行われました。
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ことしの高野山会議は、7月22日から24日まで高野山内で「金剛峯寺の文化的価値とアート」や「人は何故戦争をするのか」などをテーマに講義が行われました。

万博開催年となったことしは、最終日のきょう、会場を大阪・関西万博のイタリア・パビリオンに移し「高野山会議ITALIA」と題して、イタリア美術と先端アートデザイン、真言密教との関連性について話し合われました。
オープニング式典で、和歌山県の宮﨑泉知事と、金剛峯寺の今川泰伸・執行長らが僧侶の声明のなか、参加者を歓迎しました。

続くパネルディスカッションでは、和歌山県出身で先端アートデザインが専門の東京大学の吉本英樹准教授や、金剛峯寺の添田隆昭 ・寺務検校執行法印、それにイタリア・アンプロアジーナ絵画館のアルベルト・ロッカ館長らが、イタリア美術や、互いの命を輝かせようという空海の教え「利他(りた)の精神」について意見を交換しました。