和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第107回全国高校野球選手権和歌山大会は、きょう(28日)決勝戦が行われ、智辯和歌山が2対0で星林を下して、2年連続28回目の優勝を決めました。
智辯和歌山の先発は背番号11の宮口(みやぐち)、一方星林の先発はエースの則藤(のりふじ)でした。先手を取ったのは、智辯和歌山。3回表フォアボールと送りバントで進んだラストバッター・黒川(くろかわ)を2塁に置いて、2番・大谷(おおたに)がライトへスリーベースヒットを放ち、1点を先制しました。さらに3番・山下(やました)のレフトへの犠牲フライで大谷(おおたに)が返って1点を挙げ、2対0とリードを奪います。
これに対して星林は、初回、2番・田中(たなか)がヒットで塁に出ますが、後続が倒れ、無得点に終わりました。星林は4回裏にも、この回先頭の2番・田中(たなか)がヒットで塁に出ますが後続が倒れ、この回も無得点に終わり、智辯和歌山の先発・宮口(みやぐち)を攻略することができませんでした。星林は5回、この回先頭の5番・山﨑(やまざき)がヒットで出塁、8回もワンアウトから1番・上田(うえだ)がヒットで塁に出ますが、宮口(みやぐち)の140キロを超えるストレートとキレのある変化球に、この試合、ヒットはこの4安打のみで攻略の糸口を掴むことができませんでした。
一方、追加点の欲しい智辯和歌山ですが、星林の先発、エースの則藤(のりふじ)のテンポの良いピッチングに3回以降、追加点を挙げることができませんでした。結局、ゲームはそのまま進み、2対0で春の選抜大会準優勝の智辯和歌山が星林を破って、2年連続28回目の夏の甲子園出場を決めました。星林は35年ぶり3回目の夏の甲子園出場は叶いませんでした。
優勝した智辯和歌山は、来月(8月)5日から阪神甲子園球場で行われる、
「第107回全国高校野球選手権大会」に出場します。和歌山放送ラジオでは
智辯和歌山の出場試合の模様を実況でお伝えします。