全国学力テスト・和歌山県の結果
2025年7月31日 18時38分
教育
ことし(2025年)4月に全国の小・中学校で行われた、2025年度の全国学力テストの結果が、きょう(7月31日)公表されました。
和歌山県では、県内全ての小学6年生およそ6300人と中学3年生およそ5900人に、小学校は国語・算数・理科、中学校は国語・数学・理科の筆記テストと、生活習慣や学習環境などの質問調査が行われました。
その結果、小学校の正答率は、国語が全国平均を上回ったほか、算数と理科は全国平均と同じになりました。
中学校の正答率は、国語・数学・理科のいずれも全国平均を下回りました。
無回答率は、小学校は全ての教科で全国より低くなった一方で、中学校は全ての教科で全国より高くなりました。
また、記述問題での平均正答率は、小学校は全ての教科で全国を上まわりましたが、中学校は全ての教科で全国を下回りました。
教科別にみると、国語は小・中ともに文章の構成や、資料などから必要な情報を見つけるなど、思考力や判断力、表現力に課題がみられました。
小学校の算数は、分数やパーセンテージの理解に、中学校の数学は、式の意味を読み取り数学的に説明することなどに、それぞれ課題がみられました。
理科は、小学校では顕微鏡の正しい操作などに、中学校では化学変化を分子や原子のモデルで表現することなどに課題がみられました。
また、授業内容や生活態度などの調査では「国語の授業で文章を読み、必要な情報を見つけたり、文章の構成や展開にどのような効果があるかを考えているか」との質問に対して「よくしている」「どちらかといえばしている」と答えた割合が、小・中学校いずれも全国平均を下回りました。
また、パソコンやタブレットなどのICT機器を「ほぼ毎日」「週3回以上」と答えた割合は小・中学校とも全国平均を下回りました。