特殊詐欺・SNS型詐欺、上半期の被害総額、およそ10億円2800万円
2025年8月4日 17時27分
事件・事故

和歌山県警察は、ことし(2025年)上半期の県内で発生した特殊詐欺およびSNSを利用した投資・ロマンス詐欺の認知状況を発表し、被害総額がおよそ10億2800万円に上ったと明らかにしました。

県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし上半期の特殊詐欺の認知件数は90件、被害総額はおよそ6億1400万円となっていて、去年(2024年)1年間の被害総額およそ6億3000万円に迫っています。

内訳はオレオレ詐欺が47件と最も多く、そのうち警察官や官公庁の職員などをかたる身分詐称型詐欺が43件となっています。

またSNSを利用した投資詐欺が30件ロマンス詐欺が16件発生していて、被害額は去年の同じ時期と比べて減ったものの、合計でおよそ4億1400万円と依然高い水準となっています。

一方、県警が開設するちょっと確認電話や金融機関やコンビニでの水際阻止など、今年に入ってから詐欺の阻止件数はあわせて237件となっています。

県警では今後も見知らぬ人からの「必ずもうかる」などといった不審な電話やメールがあれば行動する前に特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120-508-878に相談するよう呼び掛けています。