和歌山市・新河西橋、8月17日開通、イベントも
2025年8月8日 18時23分
社会 交通

和歌山市の紀の川に架かる新しい河西橋(かせいばし)が完成し、今月(8月)17日正午に開通します。

新しく開通する河西橋

河西橋は、紀の川下流域の紀の川大橋と北島橋(きたじまばし)の間に架かる歩行者と2輪車専用の橋で、通勤や通学など多くの市民らが利用していますが、幅が狭く、老朽化が進んでいるとして、和歌山市が架け替え工事を進めていました。

新しい河西橋は、現在の橋のすぐ上流側に建設され、橋の長さは473メートル、歩道と2輪用の車道が分離され、安心安全な通行ができるようになります。

今月17日は、午前10時から、河西橋東詰(ひがしづめ)の紀の川右岸(うがん)河川敷で開通記念式典が行われ、関係者らが完成を祝い、餅まきや渡り初(ぞ)めなどのあと、正午から一般の通行ができるようになります。

また、この日は、河西橋の開通記念イベントが紀の川左岸(さがん)河川敷、南海和歌山市駅側の河西橋下(した)でも開催されます。

現在の河西橋

なお、現在の河西橋は、新河西橋の開通に伴い、通行できなくなり、南海加太線の前身、加太軽便(けいべん)鉄道の紀ノ川橋梁(きのかわきょうりょう)として建設されて以来、111年の歴史に幕を下ろし、今後、撤去されます。