大阪・夢洲で開催されている大阪・関西万博の会場内にあるイベントスペースEXPOメッセ「WASSE」では、今月(8月)6日からあす(10日)までの5日間、大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサ―の中島さち子さんがプロデュースするシグネチャーイベント「世界遊び・学びサミット」が行われています。

このイベントは、「多様ないのちが、自分らしくワクワク輝く生成的な協奏の場を創る」を共通の思想として、様々な団体が、国や世代を超えて、未来の遊びや学びについて、いろいろな角度から表現しあう場となっています。4日目のきょう(9日)も、会場内では、端材で未来のパビリオンを制作したり、色をきっかけに自分を表現するワークショップなどが開催され、性別・年齢問わず、多くの人が楽しんでいました。

さらに、きょう(9日)は、和歌山県とのコラボイベントも行われました。このイベントでは、障がいの有無や性別、国籍などの枠にとらわれず、すべての人が互いの考え方や個性を受け入れ、共に成長するインクルーシブな社会の実現を目指す和歌山県が表現されました。
きょう(9日)、正午から行われたオープニングイベントでは、和歌山児童合唱団をはじめ、全国各地、さらには台湾やカナダなど世界の児童合唱団と中島さち子さん率いるクラゲバンドとのコラボステージが行われ、いろいろな国の楽器の音色に乗せて賑やかで素敵な歌声が披露されました。

オープニングイベントで指揮を務めた和歌山児童合唱団の指揮者、沼丸晴彦さんは、「あまり合わせる時間はありませんでしたが、遊びながら演奏できて、子どもたちにとってすごく楽しい思い出になったと思います。日本で次に万博があるのは、何年先かわからないので、こんな機会にこういう1つのステージを経験できたというのは、子どもたちにとっても一生の思い出になるのではないかと思います」と話していました。

和歌山県のイベントは、このあと(9日)午後6時からも行われ、児童合唱団による歌声の披露のほか、ダンスパフォーマンス、ファッションショーなども行われる予定です。
