大阪・夢洲で開催されている大阪・関西万博の会場内にある関西パビリオンの和歌山ゾーンで、きょう(8日)、和歌山県と徳島県の連携イベント「和歌山×徳島県 お酒飲み比べ~府県連携編その2~」が行われました。

和歌山ゾーンには、関西パビリオン内で唯一飲食提供スペースがあり、毎月第3金曜日と土曜日には、和歌山の日本酒や梅酒の飲み比べ企画を実施しています。この取り組みをさらに広げて、関西パビリオンに参加する府県と連携し、関西全体のお酒文化を来場者に体験してもらおうと今回のイベントが企画されました。
1回目は兵庫県と鳥取県との連携が行われましたが、2回目のきょう(9日)は、徳島県との連携が行われ、それぞれの県から4銘柄、合計8銘柄の日本酒や果実酒などが用意されました。この8銘柄の中から3銘柄を選んで飲み比べができるセットが販売され、来場者は、それぞれのお酒の特徴などを聞きながら、味の違いを楽しんでいました。

和歌山県万博推進課の長谷川雄一さんは、「徳島県はすだちが有名なので、すだちをリキュールやワインをPRさせてもらえないかという話がありました。和歌山県はフルーツ王国なので、桃や柚子のお酒に加え、梅酒を用意し、共同のPRをすることになりました。飲み比べと言ってもそれぞれ好みがあるので、これぐらいお酒のバリエーションがあると来てもらいやすくなるので、和歌山県としても嬉しいです」と話していました。
また、徳島県万博推進課の渡部芳枝さんは、「こういった食の関係でコラボができればと思っていたので、良かったです。すだちのお酒は、すっきりと飲んでもらえると思います。徳島県には、食や文化、伝統など、いろいろなものがあるので、この万博で皆さんに知っていただきたいです」と意気込んでいました。

飲み比べセットを楽しんだ大阪から来たという50代の女性は、「桃のお酒と梅酒とすだちワインを選びました。すだちワインは、一番すっきりしていました。一番好きだったのは、あら川の桃のお酒で、まろやかな味わいでした。買って帰りたいぐらいです」と話していました。