阪和道で逆走車正面衝突事故、6人搬送1人重体に
2025年8月10日 19時00分
事件・事故

けさ(10日)早く、和歌山市の阪和自動車道下り線で、逆走した軽乗用車と普通ワンボックスカーが、正面衝突する事故があり、双方の車に乗っていた6人全員が救急搬送され、このうち1人が意識不明の重体となっています。

きょう午前6時40分頃、和歌山市の阪和道・下り線で、南から北へと逆走してきた軽乗用車が、南進していたワンボックスカーと正面衝突しました。車2台には、子ども2人を含む、男女あわせて6人が乗っていて、いずれも救急搬送され、その際は全員に意識がありましたが、その後、逆走した軽乗用車の助手席に乗っていた大阪・和泉市の86歳の女性が、内臓損傷などで、意識不明の重体となりました。ほかの5人は打撲などの軽傷ということです。

和歌山県警・高速道路交通警察隊によりますと、逆走したのは軽乗用車で、大阪・和泉市の58歳のアルバイト従業員の男性が運転していました。衝突された車は、ワンボックスカーで、静岡市の36歳の会社員の男性が運転し、38歳の妻と、7歳と5歳の子どもが乗っていて、家族で、和歌山県に観光で訪れていました。

車はいずれも大破しているということで、警察が事故の状況や原因を詳しく調べています。

現場は、和歌山市の阪和道、和歌山ジャンクションの北およそ2キロの大阪との府県境に近い、雄ノ山(おのやま)トンネル出入口付近の下り線で、片側2車線の緩やかなカーブです。

この事故の影響で、阪和道は大阪の泉南インターチェンジと和歌山ジャンクション間で下り線が、2時間あまりにわたり通行止めになりました。