和歌山市の北ぶらくり丁で「EXPO酒場・和歌山店」
2025年8月10日 22時25分
経済 教育 社会 イベント

和歌山市の北ぶらくり丁商店街で、開催中の大阪・関西万博の関係者と市民や学生らが、お酒を楽しみながら、万博の魅力や北ぶらくり丁の未来について語り合うイベント「EXPO()酒場・和歌山店」が、きょう(10日)開かれました。

EXPO酒場・和歌山店のもよう(8月10日・和歌山市・北ぶらくり丁商店街)

これは、北ぶらくり丁商店街と、万博に関連したイベントを企画するプロデューサー・クリエイター集団・一般社団法人「demoexpo()」が主催して、和歌山など関西各地で開いている地域活性化イベントです。

和歌山の地酒試飲コーナーを企画した和歌山大学観光学部の学生ら

会場となった北ぶらくり丁商店街のアーケードにはステージやテーブル席が設置され、“店長”としてイベントを企画した和歌山大学観光学部の学生の発声で乾杯を行い、飲食店やキッチンカーがお酒や軽食を販売したほか、ミュージシャンによる演奏が繰り広げられました。

ミャクミャクの折り紙コーナー

また、万博のキャラクター“ミャクミャク”を作る折り紙コーナーや、和歌山の地酒を試飲できる体験コーナーも人気を集めていました。

EXPO酒場の担当者らによるトークセッション

また、ステージでは、和歌山をはじめ、大阪府の堺市や河内長野市などでEXPO酒場を運営するチーフスタッフらが「それぞれの都市の賑わいをさらに推進させる」と意気込みを語ったほか、北ぶらくり丁商店街の店主らが北ぶらくり丁の未来について夢を語りました。

このほか会場では結婚式も開かれ、参加者がカップルを祝福するアトラクションも行われました。

地酒試飲コーナーの“店長”を務めた、和歌山大学観光学部で兵庫県出身の女子学生は「北ぶらくり丁は若い人が盛り上げようとしているのが特徴です。どのお店の店主も人が良くて、その人に会いに行くのが楽しみなので、それをもっと広められたら」と話していました。

太田佳宏さん

EXPO酒場・和歌山店を統括する太田佳宏(おおた・よしひろ)()さんは「かつて人と物が集まっていた商店街は、いまは、大人が何か面白い事を繰り広げることで若者も一緒になって活性化出来る可能性を持った、ある意味“実験場”になっています。“まちづくり”などと堅苦しいことは言わずに、一緒に気軽にやってみようという人の輪を、北ぶらくり丁を核に広げていきたいです」と語り、10月の万博終了後もしばらくは、このようなイベントを行う方針を示しています。