新宮市長選に、会社社長の男性が立候補表明
2025年8月12日 18時00分
政治
任期満了に伴い、今年10月に行われる新宮市長選挙に、新人で、市内で工務店を経営する野中亮伸(のなか・あきのぶ)さん48歳が、無所属での立候補を表明しました。これは、きょう(12日)午後、新宮市にある県の東牟婁振興局で記者会見し、明らかにしたものです。新宮市長選挙への立候補表明は、野中氏が初めてです。

野中さんは、「よみがえりのまち、だれからも選ばれる新宮というビジョンを持ち、仲間と歩みながら、一歩ずつ未来を作ります」と意気込みを語るとともに、地域通貨の発行や新宮市立医療センターの充実、新しい大学の創設」を公約に掲げました。
記者から、政治経験がない事について問われると「市政について100%知っているわけではないが、いろいろな人とのつながりがあり、政治をする上で、必要なものは持っていると思う」と話しました。また、現職の田岡(たおか)市政について野中氏は、「否定はしない。良い所は踏襲し、改善するところは改善していきたい」と述べました。
野中氏は、新宮市出身で、県立新宮高校から大阪工業大学工学部建築学科を卒業、現在は、新宮市で、家業の工務店の社長をつとめています。
任期満了に伴う新宮市長選挙は、10月19日に告示され、26日に投開票の日程が決まっていて、4期目の現職、田岡実千年(たおか・みちとし)市長64歳は、今期限りでの引退を表明しています。