日中不再戦のつどい 中国大阪総領事を迎え海南市で開催
2025年8月15日 16時49分
政治 歴史・文化 社会 イベント

日中両国の平和と友好を願い54年前に旧海南市役所前に建立された平和の石碑の前できょう(15日)、不再戦のつどいが開かれました。

日中友好協会県連合会海南支部が中心となり、市民が参加して毎年終戦の日に平和の塔の前で平和のつどいを開いています。

終戦から80年の今年は、海南市の神出政巳市長や中国在大阪の薛剣(せつ・けん)総領事らも参加して行われました。

つどいでは、主催を者代表して日中友好協会県連合会海南支部長の幡川文彦(はたがわ・ふみひこ)さんが、終戦80年の節目にちなみ「平和のつどいという気持ちを込めた会にしたい」と挨拶しました。

また神出市長は、「記念碑に刻まれた平和を願う思いを受け止め、次の世代に平和に対する願いを受け継いでいくと共に、石碑が多くの人に愛されるものでありたい」と平和への決意を表明しました。

薛剣(せつ・けん)総領事は、「平和を大切に維持することや両国の友好関係の重要性を強調し、そうしていくことが世界各国の永遠の平和や安寧あんねいを享受できる」と挨拶しました。

このあと、出席者が石碑にひしやくで水をかけて平和への誓いを新たにしました。

またきょう(15日)は、中国人留学生と結婚し、日中戦争の際に日本兵に反戦をラジオで呼びかけた日本人をテーマにした日中合作ドラマ、望郷の星の上映会も行われました。