泣く子は育つ「鬼の舞」椎出厳島神社/九度山・和歌山
2025年8月17日 11時15分
歴史・文化
九度山町の椎出厳島(しいでいつくしま)神社できのう(16日)、鬼が呪文を唱え五穀豊穣や悪疫払い、雨乞いなどを祈願する「椎出鬼の舞」が奉納されました。南北朝時代から続くとされる神事で、鬼に泣かされた子どもは元気に育つと伝わっています。
見どころは、鬼が2メートルほどの竹の棒を振り回しながら境内を走り回り「ウォー」と低いうなり声で威嚇する「乱の舞」で、怖がる子どもが親にしがみつきながら大声で泣き叫んでいました。
岩出市の40代の会社員の男性は「子どもが泣かせてもらえてよかった。2人目の出産も控えており、健康に育ってほしい」と語りました。