株式会社サニコンが紀州徳川家関係資料を和歌山市に寄贈
2025年8月19日 18時15分
歴史・文化 社会

水の専門家集団「株式会社サニコン」が、紀州徳川家関係の貴重な資料3点を和歌山市に寄贈し、きょう(19日)、和歌山市のわかやま歴史館で贈呈式が行われました。

これはサニコンがグループ創立55周年記念事業として寄贈したものです。

寄贈された資料は、紀州徳川家初代の徳川頼宣(とくがわ・よりのぶ)が8歳の時に書いたと伝わる書「南無(なむ)八幡(はちまん)大菩薩(だいぼさつ)」と徳川頼宣が自ら詠んだ和歌を書き記し、それを軸装した「徳川頼宣自筆和歌」、そして紀州藩11代藩主・徳川(とくがわ・)(なり)(ゆき)が創始した御庭(おにわ)(やき)である「清寧軒焼掛花入(せいねいけんやきかけはないれ)」の3点です。

徳川頼宣8歳の書「南無八幡大菩薩」
「徳川頼宣自筆和歌」
「清寧軒焼掛花入」

きょう(19日)わかやま歴史館にサニコンの本脇伸也(もとわき・のぶや)代表取締役らが訪れ、和歌山市の尾花(おばな・)正啓(まさひろ)市長に目録を贈呈し、尾花市長から本脇代表取締役に感謝状が贈られました。

本脇代表取締役から市長に目録が手渡された

尾花市長は、「貴重な徳川家の資料を寄贈いただきありがとうございます。展示を通して、和歌山の歴史・文化を多くの人に知っていただければ」とお礼の言葉を述べました。

本脇代表取締役は、「わかやま歴史館により多くの人に来ていただき、徳川御三家の城下町和歌山に誇りを持っていただけたら」と話していました。

今回寄贈された3点は、わかやま歴史館2階の歴史展示室で11月4日まで展示されます。