和歌山県最低賃金・65円引き上げ1045円へ
2025年8月21日 17時42分
経済 社会

和歌山地方最低賃金審議会は、きょう(8月21日)和歌山労働局の中山始()(なかやま・はじめ)局長に対し、和歌山県の最低賃金を、前の年度(2024年度)よりも65円アップの、時間額1045円にするよう答申しました。

審議会では、先月(7月)14日、和歌山労働局の中山局長から、県の最低賃金の改正について諮問を受け、今月(8月)4日、中央最低賃金審議会から63円アップの1043円とするよう答申を受けました。

その後、審議会では、労働組合と経営者側が引き上げ幅を巡る議論が重ねられた結果、きょう、980円だった前の年度よりも65円アップの 1045円とすることでまとまりました。県の最低賃金が1000円を超えるのは、これが初めてとなります。

新たな最低賃金は、このあと異議申し立てなどの手続きを経て、正式に決まる見込みで、ことし(2025年)11月1日から適用されることになります。