田辺市生まれとされる武蔵坊弁慶をたたえる「弁慶まつり」の実行委員会は、きょう(8月26日)ことし(2025年)の主役となる弁慶役と、弁慶の恋人・玉虫役を発表しました。
と玉虫役の山本光音さん(8月26日・田辺商工会議所).jpg)
弁慶まつりは、田辺商工会議所や田辺市などによる実行委員会が毎年秋に行っている市民まつりで、弁慶と玉虫をはじめ、源義経や、弁慶の父・熊野別当湛増(たんぞう)などの登場人物を一般から公募しています。
オーディションの結果、37回目のことしは、弁慶役に田辺市在住の会社員・新谷叶風(しんたに・かなた)さん20歳が、玉虫役に田辺市在住の家事手伝い・山本光音(やまもと・みおん)さん21歳がそれぞれ選ばれました。
と玉虫の泉美也子(左)さん.jpg)
新谷さんの兄で田辺市の郵便局員・新谷夢月(むつき)さん26歳は、2022年の第34回弁慶まつりで弁慶を務めていて、兄弟で弁慶役を務めるのは初めてです。
第37回弁慶まつりは、10月3日と4日の2日間、田辺市の中心部で開催されます。新谷さんと山本さんらが出演する「演劇・弁慶伝説」は、3日のよる6時半から、田辺市東陽(とうよう)の世界遺産・闘鶏(とうけい)神社の特設舞台で開演します。
翌4日には、田辺市の扇ヶ浜やアオイ通りなどで、よさこい踊りや弁慶ゲタ踊りが行われるほか、扇ヶ浜での物産テント市やもちまき、コスプレ大会、県立神島(かしま)高校写真部の写真展なども行われます。
そして、よる8時からは、フィナーレを飾る田辺観光協会主催の第55回「田辺花火大会」が、およそ20分間、扇ヶ浜で繰り広げられます。花火大会では田辺市制20周年を記念して、地元の人ら20人が手筒花火を点火するほか、「海の日」制定30周年を記念して、日本で初めてとなる青の宝石をイメージした花火「田辺ブルーシャワー」や、田辺の梅をイメージした「世界一の巨大しだれ紅白梅」などの花火が、田辺湾上空を輝かせる予定です。