和歌山市で「デジタルツール展示フェア2025」
2025年8月25日 18時30分
経済
イベント
和歌山市内の企業のDX導入による生産性の向上につなげようと、和歌山市と紀陽銀行が合同で「デジタルツール展示フェア2025」を開催し、コンピュータシステムやIT関連企業のブース展示や、専門家のセミナーが繰り広げられました。
.jpg)
これは、和歌山市と紀陽銀行が、市内の企業の産業振興に関する連携協定を結んだことを受けて開催したイベントです。

会場の和歌山城ホール1階の展示室では専門家によるセミナーが開かれ、紀陽情報システム株式会社の塚﨑公郷(つかざき・なおあき)ソリューション推進部長が「今日からはじめるDX」と題して、DXの導入が進む背景や、塚﨑部長が手掛けた顧客問い合わせ対応業務の効率化の成功事例を紹介しました。

また企業ブースでは、それぞれIT導入の実例などが紹介され、このうち、タイムカードの勤怠管理システムのIT化を手掛ける株式会社写易(しゃい)の社員は「事務作業以外にも、工場などの勤怠管理や労務管理の効率化に役立っている。比較的安いリース料金でも導入できるので、和歌山の企業に活用してもらいたい」と話しています。

また、和歌山税務署のブースでは確定申告のe-Taxや電子納付をPRしていて、担当職員は「ダイレクト納付システムの普及など、国税庁を挙げてDX化を推進しています」とアピールしています。
和歌山市と紀陽銀行は「このような取り組みを通じて地域のDX推進に貢献したい」と話しています。