加太中学の生徒らが地域をテーマにしたゲームを制作
2025年8月27日 16時22分
教育 社会

 和歌山市立加太中学校の生徒が地域の魅力を発信しようと加太地域をテーマにしたゲームを制作しました。

これは南海電気鉄道株式会社やNEC・日本電気株式会社など数社が連携し、NECが運営する「ブルーステラコミュニティズ関西地域共創プログラム」の一環として、加太中学校の生徒たちが地元の魅力や課題を再発見しゲームの形で発信ようと行われたものです。

きょう(27日)は1時間目から加太中学校の2・3年生およそ30人が5チーム分かれてゲーム制作に取り組みました。

制作したのは加太地域を舞台にしたクイズゲームと表示される選択肢を選んでストーリーを進めるノベルゲームです。

生徒たちはまず、地元の名物や名所に関するクイズを考えたり、ストーリーを進めるうえで必要な選択肢を考えるなどどのようなゲームにしていくか考えていきました。

その後、ゲームで表示させる画面をデザインしたり、実際にソフトを使ってプログラミングするなどゲームを完成させていきました。

加太中学校の鳥居(とりい・)純子(じゅんこ)校長は「今回のゲーム制作では情報技術のスキルだけではなく、歴史・文化など教科を横断した力がつくと考えています。生徒たちは持っている知識を活かしたゲーム作りをとても楽しんでいます」と話していました。

生徒会長で3年生の阪口樹(さかぐち・たつ)()さんは、「地元の人と距離の近さが一番の魅力だと思う。加太には魅力的な観光名所もあるので、その魅力をゲームで表現したい」と話していました。

制作したゲームは11月に行われる学習発表会で披露されるほか、後日学校のホームページに掲載される予定です。