特殊詐欺・SNS型詐欺被害総額、前年同期比およそ2億7300万円増
2025年8月27日 16時21分
事件・事故
和歌山県警察は、ことし(2025年)1月から先月(7月)にかけて県内で発生した特殊詐欺およびSNSを利用した投資・ロマンス詐欺の認知状況を発表し、被害総額がおよそ12億5600万円に上ったと明らかにしました。
県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし1月から7月までの特殊詐欺の認知件数は97件、被害総額はおよそ6億2400万円となっていて、去年(2024年)1年間の被害総額およそ6億3000万円に迫っています。
内訳はオレオレ詐欺が47件と最も多く、そのうち警察官や官公庁の職員などをかたる身分詐称型詐欺が43件となっています。
またSNSを利用した投資詐欺が39件、ロマンス詐欺が21件発生していて、被害額は去年の同じ時期と比べて減ったものの、合計でおよそ6億3200万円と依然高い水準となっています。
一方、県警が開設するちょっと確認電話や金融機関やコンビニでの水際阻止など、今年に入ってから詐欺の阻止件数はあわせて268件となっています。
県警では今後も見知らぬ人からの「必ずもうかる」などといった不審な電話やメールがあれば行動する前に特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120-508-878に相談するよう呼び掛けています。