和歌山市内の福祉施設9か所で入所者が食中毒
2025年8月28日 18時08分
事件・事故 福祉・医療

和歌山市内の複数の福祉施設の入所者あわせて80人あまりが、腹痛や下痢などの症状を訴えていることがわかり、和歌山市保健所は、施設の食事を調理した事業者を、来月(9月)1日まで、6日間の営業停止としました。この事業所は、和歌山市福島(ふくしま)の「いしづかフードサービス キッチンLe’a(れあ)」です。

和歌山市によりますと、今月(8月)24日に、市内の福祉施設から、複数の入所者が下痢などの症状を訴えていると連絡があり、調べたところ、市内の9か所の福祉施設で、30歳代から100歳代の入所者、あわせて84人が、腹痛や下痢の症状を訴えていることがわかりました。

そして、これら患者に共通する食事は、「いしづかフードサービス キッチンLe’a(れあ)」により調理されたもの以外にないことから、これら食事による食中毒と断定しました。患者は、いずれも、回復に向かっているということです。

なお、感染菌などについては、保健所で引き続き調査しています。